プレカット工場に木材の確認に行きました。
『自然に住もう』代表の村上です。
来週、茨城県鉾田市にて建て方工事があります。
その現場で使う木材を、事前にプレカット工場に確認に行った時の様子をご紹介します!
当社自慢の天然乾燥させた千葉県産の杉と桧です!
写真の上部分に積まれている比較的、白い木材が桧です。
土台になります。
その下に積まれている木材が杉で、ここにあるのはほとんどが梁になります。
杉は上等な赤芯と黒芯を使っているので、湿気とシロアリに強く長く住める家になるのです!
これも当社の自慢です。
こんなに赤くて黒い杉は集めることはできないでしょう!
そして、左側に積まれている木材はベイマツです。
梁に使われるものです。
これは当社で使う木材ではありません。
プレカット工場ですから、主に千葉県内の様々な工務店やハウスメーカーの木材が集まっているのです。
右側の当社の木材は、天然乾燥で芯持ちの千葉県産の杉と桧です。
左側の他社の木材は、機械乾燥で芯無しのベイマツという輸入木材です。
こうやって、文字を並べてみると分かりやすいと思います。
左側のベイマツは、ほとんどが芯無し材です。
ベイマツが芯無しなのは当たりまえです・・・
多少は芯持ち材も多少混ざっていましたけど・・・
そして、ベイマツは機械乾燥されている木材の特徴である“ビスケット現象”を起こしていました。
これも特別なことではなく、機械乾燥すると起きます。
木材がビスケットのようにパサパサでもろくなることをビスケット現象と呼びます。
それにより、木材の個体細胞が死んでしまいます。
当社が使う杉や桧は、湿気とシロアリに強いと書きましたが、このベイマツは弱いと言えます。
ビスケット現象を起こしているので、木が本来持っている調湿機能が破壊されていますし、天然精油も木の水分と一緒に乾燥しきっていて、シロアリが食べやすくなっています。
最近では、国産材を使っていると謳う工務店やハウスメーカーが多くなりましたが、それは柱や土台だけで、梁はベイマツであることが多いです。
新築住宅は「食品表示法」のように厳密に細かく決まりがないので、家の半分ほどに国産材を使って、肝心の梁にベイマツや集成材などの輸入木材を使っていても『国産材の家』と呼べます。
しかし、これが住宅業界の常識になっています。
一般的には非常識極まりないのですが・・・・・
当社は、構造材(柱・梁・土台など)は100%千葉県産の天然乾燥させた木材を使います!