現場廻り-千葉市稲毛区 大工工事【H25.3.22】
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“モデルハウス”完成お披露目会
4月6日(土),7日(日)、13日(土),14日(日)の4日間です。
7日は『ぷちナチュラの市』を同時開催します。
⇒ https://www.shizen-life.jp/modelhouse/index.html
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『自然に住もう』代表の村上です。
今日は千葉市稲毛区の新築住宅の現場を紹介しています。
こちらの現場は、棟梁による大工工事が一昨日で終わっています。
私たちで言う“木完(もっかん)”木工事完了です。
これから、電気コンセントのプレートを取り付けたり、内装の珪藻土や漆喰を塗り、キッチンや浴室などを仕上げてから、棟梁がこの現場に戻ってきて建具を取り付けたり、細かな調整等を行なっていきます。
▲キッチンとダイニング周りには、棚板を多く設けて収納力が高くなっています。
▲2階の部屋には広めのロフトがあります。
ロフトや屋根裏は、真夏になると暑くて入れないのが一般的ですが、私たちの住宅の場合は屋根の断熱材に『セルロースファイバー』を入れているので、一般的なロフトの暑さと比べれば涼しく感じるでしょう。
ですから、せっかく住宅を有効に広く使おうとするためのロフトですが、夏暑くて入れなくなるので使わなくなってしまうということがないのです。
浴室の近くによるだけでヒノキチオールという天然精油の良い香りに癒されます。
この天然精油が湿気に強く、シロアリにも強い、耐朽性に優れる理由です。
この天然精油は、杉・ヒバ・桧などの針葉樹に多く含まれていますが、多くの木材は住宅に使われるために高温機械乾燥をされるので、その時点で天然精油が乾燥してしまいます。
この高温機械乾燥により、木材は『ビスケット現象』と呼ばれる細胞質が破壊されて、天然精油がなくなるだけではなく、蓄熱性や調湿性などの針葉樹の特性も失われるのです。
私たちは、柱や梁などの構造材に使っている杉は天然乾燥させて、床材は低温乾燥しています。
ですから、『ビスケット現象』は起きません。
手間隙がかかりますが、その分、天然精油が多く残すことが出来て、木の特性を活かすことができるのです。
その特性が、長く住むことが出来る住宅には必要なのです。