2015.04.18 Sat

漆喰をつかう理由 パート2

『自然に住もう』代表の村上です。

今日は、佐倉市山王にて建て方工事です。
当初の予定では今週の月曜日でしたが、雨のため延期しました。
そして、今日は今のところ快晴・・・良かったです!

こちらの現場は、4月26日(日)に『建築中の現場見学会』会場です。
月に一度、開催している見学される方との真剣勝負の場です。
ぜひ、興味をお持ちの方ご来場ください。
『建築中の現場見学会』の詳しい内容はこちら

それでは、昨日のつづき『漆喰をつかう理由』です。
その前に・・・タイトルを“つかう理由”にしましたが、内容は“漆喰の解説”ですね。あしからず。

IMG_3259
▲和室 左の白いのが漆喰で右が珪藻土です。

(珪藻土がまだ乾ききってないので色が濃く見えています)

昨日の終盤は、外壁に塗った漆喰のメンテナンスについて書きました。
今日は、室内の壁に塗った漆喰のメンテナンスから始めます。

室内の漆喰に傷や汚れ、割れが出ても簡単に直せます。
漆喰をその傷などの上から撫でるように塗り、傷を埋めて乾くのを待ちます。
乾いてから、新しく塗った漆喰ともともとの漆喰のあいだに継ぎ接ぎの端のように継ぎ手が出ていますから、そこを紙やすりの細かいのでこすってあげれば終わりです。

こういうことは、文章で説明すると難しく感じられるかもしれません。
ぜんぜん簡単です!
毎月一度、『自然素材メンテナンス勉強会』を開催していて、昨日からはじめた漆喰をはじめ、珪藻土や無垢の木などのメンテナンスについて分かりやすくお伝えしています。
こちらに参加していただければ、楽ちんなのが分かってもらえます!
『自然素材メンテナンス勉強会』の詳しい内容はこちら

いったん、話しを外壁の漆喰に戻します。
漆喰は、太陽光の赤外線を90%以上も反射するので、遮熱効果が高く太陽の熱を防ぎます。
そして、夜の湿気を吸って蓄え、その蓄えた湿気が夏の日差しを受けて蒸発し、気化熱作用により外壁の表面温度が下がります。
その結果、室内に太陽熱が伝わりにくくなり、夏でも涼しい住宅になるのです!

漆喰に、珪藻土と同じく、湿気を吸放湿する作用があるという説明をここまで忘れていました・・・
珪藻土ほどではありませんが、漆喰にも湿気を調湿する作用があります。

でも・・・、ここ重要です!
室内に漆喰を塗った場合、夏は涼しくて良いのですが、冬はひんやりします。
寒く感じます。
薪ストーブやペレットストーブなどあれば、問題ありませんが、エアコンだけだと寒くなる可能性もあります。
ですから、リビングや寝室などに漆喰を塗ることはあまりおすすめしていません。

洗面所やトイレ、押入れ、クロゼットなど空気が動きにくい場所や水場に使っています。
なぜなら、漆喰は強アルカリ性のため、抗菌作用に優れるからです。
もう、ホームセンターで防虫剤や湿気取りタンク?を買う必要はありません。

じつは、珪藻土を洗面所など空気が動きにくい場所に使うと、カビを発生させてしまう恐れがあります。
私たちは、過去何度か経験しています。
珪藻土は、珪藻というプランクトンが海中で堆積し化石となり、地上に隆起して・・・という流れがあります。
植物性プランクトンなので、ミネラル分を豊富に含んでいて、カビが繁殖する要素を持っています。

ということで、解説になりましたが、『漆喰をつかう理由』パート2をこれで終わりにします!
内容が分かりやすいかどうかは分かりません!!

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