2015.05.18 Mon

『復活!“ちば山体験”バスツアー』終了レポート

『自然に住もう』代表の村上です。

昨日は、『復活!“ちば山体験”バスツアー』を開催しました。
当社のイベントでいくつかある体験型ワークショップの中でも、とくにオススメしているバスツアーです!

まず、当社の成田ショールームに集合していただき、貸切バスにて1時間半を移動して大多喜町の民有林を見学していただきました。

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▲このあたりには、樹齢40年ぐらいの若い桧が植えられています。

さらに、先を進むと樹齢80年の桧も植林されていました。
千葉県では桧の植林は他県よりも遅く、樹齢80年となるとかなり希少になり価値が高くなります。

昨今の千葉県の林業というのは、輸入木材が多くなって千葉の木が住宅に使われなくなり、現場で木を切る職人が少なくなり、山にお金がかけられない・・・という悪循環のもと山が荒れ放題です。
こういった中で、当社は千葉県産の木材にこだわり使い広めようとしていますが、中小企業の力などたかが知れています。
山の中にそびえ立っている桧が「使ってくれーーーー!!」と訴えている声が私には聞こえました!?

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▲千葉の木がなぜ湿気やシロアリに強いのかを契約製材所の社長が力説!

契約製材所の社長が、しきりに「国産の木は、以前より安くなりそれほど高くない」と言ってました。
本当にそのとおりだと思います。
当社がこちらの契約製材所から直接仕入れしているから言えることでもありますが、数年前と比べても国産木材の価格は安くなっていると思います。
それに、和歌山県は紀州材と言えばブランドですが、その木材よりも当社が仕入れている千葉県産の木材のほうが実際に安いです。

天然乾燥させて手間隙かけて育てた千葉県産の木材は割高という印象を持たれているようです。
しかし、実際はブランド木材とはいえ量産するために高温機械乾燥されて流通している木材よりも、当社がこだわって使っている千葉県産の木材のほうがお客様にも割安に提供することができています。

んーーーー、そう考えるとブランドになると、それだけで価値が付加されて高価になりますね・・・

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▲千葉県産の杉の丸太を製材していく様子もご覧いただきました。

丸太から梁に製材していく様子をご覧いただきました。

自分たちが住んでいる住宅に使われている木材が、どうやって育てられ、どのように職人の手にかかり、棟梁によって現場で組まれていくのか?
お客様の一生に一度の家づくりです。
建売住宅のように、完成している住宅にサッと住めるのも気軽でしょう。
しかし、結果としてではなくプロセスにお客様が関わることで、家への愛着も湧くでしょうし、本当に価値のある住宅であり財産とは持ち主の思い入れの強さが価値に変わるのではないでしょうか。

私たちは、ふだんから様々なイベントやワークショップなどを通じて物質としての住宅だけではなく、お客様だけの価値ある経験を家づくりとそのプロセスをつうじて伝えたいと考えています。

それが『“自然に住もう”の学校』を続けている私の考えです。
ぜひ、ご参加ください。
『“自然に住もう”の学校』の詳しい内容はこちら

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