英国、男2人旅。
今年の4月下旬、イギリスに男2人旅に行って参りました。
目的は、雑誌やWebで見るイギリス的な建物や街並みを、自分の目で見たいという好奇心を満たすため。
コッツウォルズにて日本では非現実的と思えてしまう街並みと、アンティークの代名詞とも言える石張りの建物を自分の目でしっかりと一度見ながら、本質的なデザインについて考えてみたいと思ったこと。
ビートルズの「Abbey Road」のアルバムジャケットの横断歩道を歩きたい!などが目的でした。
とくに、コッツウォルズで知人の紹介で泊まったB&Bでは、オーナーが6年かけて自らリノベーションした建物には衝撃を受けました。しかし、その日から迷走をはじめましたが・・・・・今はもう大丈夫です・・・・
▲ロンドン市内を歩き始めた当初、この建物を見ただけで感嘆していました。
ロンドン・ヒースロー空港に降り立ち、ロンドン市内に着いた頃には薄暗くなっていました。
ロンドン市内にはフェラーリやロールスロイス、ベントレーなど都内でも少ない超高級車がたくさん走ってました。
ロンドン市内を離れると、大衆車が多くなったので富裕層はロンドン市内に集まっているのでしょう。
かねてより、イギリスは食べ物がマズいと聞いていましたので、期待はしていなかったのですが、やはり腹がへるとウマそうなものを探してしまいます。
とはいえ、英語をまったく喋れない私は友人に聞いて勧められていた“フィッシュ・アンド・チップス”の店へ入りました。
日本のイタリアンやフレンチの店は、カタカナで書かれた料理名がなんとなく分かれば、出てくるものもそれほど大きく予想とはずれませんが、この店で渡されたメニューにはなにが書いてるかさっぱり分かりませんでした・・・
そこで、ウェイトレスを呼んで、おすすめはなにか聞いたら「任せておけ!」のようになり、料理が続々と運ばれてきました。
その料理は、錚々たる顔ぶれのようで周りの英国人たちがその料理たちを珍しがっているように見えました。
この店のおすすめは、地元の人たちにはあまり身近ではないようでした・・・・・イギリスで一番高い食事代がこの時でした。
▲ビートルズをはじめ、ピンクフロイドやマンフレッド・マンも使ったアビイ・ロード・スタジオの看板
スタジオの建物や横断歩道は他でも見れそうなので、私は看板を!
住宅でしょうか・・・・白い壁に真っ赤な玄関がとても良かった。
門柱と表札も渋いです。
そして、ロンドンから夜行列車でエディンバラに8時間かけて向かいました。
▲エディンバラ城を見て、まず思ったのは「敵は攻めづらかったんだろうな」でした。
▲石の屋根はカッコ良かった、自宅で使おうか検討していました。
エディンバラ城下町?にも様々な店があって(酒屋が多かった)、教会など石造りの建築物が多く見応えありました。
エディンバラではよく歩きました。
チェック柄の民族衣装をはいた男性がたくさんいるかとおもいきやほとんどいない、特別な日だけのようです。
エディンバラでレンタカーを借りて、リヴァプールまで走りました。
Google Mapをナビにして運転しながら、いくつかの住宅地に車を駐めました。
この日でイギリス、スコットランドに来て3日目になっていて、石造りの重厚感ある建物ばかりが立ち並んでいる街並みを見てきましたが、あるところにディベロッパーが開発している住宅地がありました。
一度仕上がった部分を壊して建てて行っているようでした。
リヴァプールでは通称ビートルズホテル「Hard Days Night Hotel」に泊まりました。
19時ごろに着いて、すぐに街へ出て食事をする店を探しました。
このころはフィッシュ&チップスに嫌気がさしていました。
いまだに日本でも食べる気がしません・・・
リヴァプールといえば、ビートルズの街。
ビートルズがはじめてライブをしたと言われるキャバーンクラブ(Cavern Club)でプロを目指す?ミュージシャンのライブを見ました。
▲オリジナルあり、ビートルズの曲のパロディありで面白かったです。
このトイレはキャバーンクラブでないかも・・・
時間が経ちすぎて分からなくなってます。
コッツウォルズは素晴らしい街でした。
▲コッツウォルズで泊まったB&B(Bed&Breakfast)
同じ敷地内に建物が3.4棟建っていました。
どの建物も今までコッツウォルズで見た中でもさらに素晴らしい建物でした。
▲生まれ変わったら、こういう建物を建てる工務店をやります!?
B&Bのオーナーに私が工務店の社長をやっていると伝えて、敷地内にある他の部屋も見せて欲しいと頼んだら、見せてくれました。
最後に泊まったB&Bは衝撃的でした。
私もかなりのこだわり屋ですが、このオーナーのこだわりようには負けました・・・
部屋に入った瞬間のあの悔しさはまだ私の中に残っています。
創業して16年間、様々な取り組みをしながら新築住宅とリフォームに専念してきました。
そして、いま新たな取り組みを始めようとしています。
その真っ只中に、このB&Bに行けたことはラッキーでした。
あの悔しさを忘れずに取り組んでいきます。
ココ・シャネルが言った
“住居は監獄ではない。装飾する自由を取り戻しなさい。”
私たちがその自由を提案していきます。