『“びおハウス”勉強会』終了レポート
6月の『“びおハウス”勉強会』が昨日終了しました。
参加者より、「他の工務店と比べて自然素材について深い・・・」と感想をいただきました。
ホームページに私が載せた自然素材をはじめとする「新築住宅・リフォーム基本仕様」をお読みいただいた感想でした。
私は2008年に『自然素材の教科書』を自費出版しました。
この本には、ホームページよりさらに詳しく自然素材や木材について書きました。
世の中で“自然素材”と言われる建材のほとんどは、“化学物質”が含まれている“まがい物”です。
その代表的なものが「珪藻土」です。
このような出だしからはじまり、漆喰やセルロースファイバー、木材などについて、その当時私が調べて分かったことを書きました。
“自然素材の住宅”とうたっているのに、化学物質が入ってる。
これは“無添加”と書かれた食品に添加物が入ってるのと同じことです。
現実的には“無添加”なのに添加物が入っています。
別に「いいじゃん」かもしれませんが、私はそう思えませんでした。
これが『自然素材の教科書』を書いた私の考えであり、きっかけです。
『自然素材の教科書』を出してから9年経ち、一般流通をやめました。
役目を終えたからではなく、私自身が会社を次のステップに進めようと考えたからです。
今でも、見学会や勉強会などでお会いしたお客様の役に立ちそうだなと思えば、無料で差し上げています。
『自然素材の教科書』は“役目を終えた”どころではなく、“自然素材の住宅”がまがい物ばかりという現状は2008年当時より悪化しています。
“自然素材の住宅”を建てる工務店が増えたからです。
お客様から聞く話しだと、見事なほどにまがい物を使っている同業者ばかりです。
まがい物という自覚があれば、まだ良いかもしれませんが、自覚すらないでしょう。
専門家である同業者でさえも、自然素材や木材に関して無知なのです。
こういった現状ですが、『自然素材の教科書』は手元に残っている在庫限りで終わりです。
今日のブログは、『“びおハウス”勉強会』終了レポートなのですが、ほぼレポートしないまま終わります。
今度の土曜日は『はじめての“住宅ローン”』勉強会です!