2017.08.21 Mon

『住まい見学バスツアー』終了レポート

先週の土曜日に、『住まい見学バスツアー』を開催しました。

今回は、お客様宅を1件、建築中の現場を2件まわりました。
まず、第一会場として、成田市三里塚にある暮らし始めて6ヶ月のお客様宅を見学させていただきました。

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▲「エアコンの冷房は、日中の数時間だけつけています」

私から「エアコンはどのくらいつけてますか?」という、オーナーへの質問に対する答えです。
私は移動中のバス車内で『夏涼しく冬暖かい』のは、外壁漆喰、珪藻土、セルロースファイバー、無垢の杉、ウッドファイバー・・・のシナジー効果ですと難しいことをずっと話してましたが、オーナーの実体験で伝えるのが一番説得力あります。

私はこの家に使っているものや家そのものが好きなので、私からの説明は断定的な物言いになってしまいますが、オーナーが住み心地などを参加者に話していただけたことで、私の物言いが程よい感じに中和され、参加者の理解も深まったような気がします。

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▲断熱材の『セルロースファイバー』を吹き込む手前の現場です。

第二会場は、成田市の下総松崎駅近くにある“建築中の現場”です。
現場の中に入ると、「木の香りがする!」という声がたくさんありました。
その声をきっかけにして、私は「木の香りがする理由」についてお伝えしました。

木の香りがする・・・というのは、木の家なら当然だと思われるかもしれません。
が、しかし・・・・そんなことはないのです。
集成材や乾燥材から出ているのは、木の香りというか木が焼けた匂いです。
生きた木の香りではありません。

この現場には、生きた木からしか出ない木の香りが出ています。

完成すると、写真の木が見えている部分に石膏ボードが張られ、そこには珪藻土を塗ります。
ですから、完成すると、木の香りは和らいで、珪藻土の“土の香り”が漂うのです。
どんな香りかイメージできないと思うので、そんな方は今週末の『モデルハウスお披露目見学会』にご参加ください!

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▲『セルロースファイバー』の厚みにびっくり中!

そして、第三会場の佐倉市城の“建築中の現場”です。
第二会場よりも工事が進んでいて、断熱材の『セルロースファイバー』が吹き込み終わり、大工による造作工事で壁や屋根下地を組んでいます。

私は創業して間もない頃から、建築中の現場をお客様に見ていただこうと思って、何度も建築中現場見学会を開催しました。
でも、来場者はほとんどいませんでした。
普段見ることができない部分を見てもらいたい、自分の家なら工事中だって見るべきだという押し付けがましい理由から開催しました。
見学会場は自分の家ではありませんが、その現場で起きていることが自分の家でも起きるので、興味のある工務店の現場は見るべきです。
手抜きがないか・・・とか、その程度の話しではありません。

現場を見ても分からないのは当然です。
だから、見ないのではなく、分からないなりに見学することで分かるものはあると思うのです。

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