王子台3丁目町内会「減災セミナー」
先週末、王子台3丁目町内会による「減災セミナー」が行われました。
私たちは「住宅耐震セミナー」と題して、1時間ほどお話しする機会をいただきました。
佐倉市王子台には、昭和56年以前の旧耐震基準で建てられた住宅が多くなっています。だからといって闇雲に耐震補強をお勧めはしません。まずは現状を知るために診断を行ってみてはいかがでしょうか。そうすると、結果的に補強することになるのでは、と思われるかもしれませんが、先にも書いたように補強だけが解決策と考えていません。ただし、少額だったり、お金をかけなくてもできる対策はすぐに行っていただきたいと考えています。それすら何も行われていない方が多いことに危機感を持っています。
佐倉市にも耐震関連の補助金がありますが、現時点で予算が終了しています。そのため、来年4月を待つしかありません。写真にも見えますが、市民は注目しています。ぜひとも、予算を増やして欲しいものです。
「耐震診断」に関して、当社ホームページにて特設ページを設けています。私たちの耐震に関する考えを示していますのでご覧ください。
私たちのセミナーに続いて、佐倉市在住の防災士であり減災ナビゲーターによる「TKB72セミナー」が行われました。
大規模地震の発生後、行政による支援はすぐに始まらない。そのため、発生後72時間は自ら乗り切る必要がある。それを乗り切れば、支援が始まるケースが多かった。過去の大地震では地震による直接死よりも災害関連死が圧倒的に多くなっています。その要因になっているのがTトイレ、Kキッチン、Bベッドということで、とても学びの多いセミナーでした。
目から鱗な内容がたくさんありました。すぐにでも実践したり、用意したいものがたくさんあります。携帯トイレは意外に高いですが、ご紹介いただいた方法はかなり安い。さすが専門家です。
私ではちゃんと伝えることはできないため、減災ナビゲーターの方に当社のお客様向けにもセミナーをお願いしようと考えています。
「減災セミナー」に参加して最も印象に残ったこと。それは、会長の町内会を盛り上げていきたい、万が一の時のために住民に備えてほしいという強い思いでした。
ありがとうございました。
これからも佐倉市内の町内会とは深く関わっていきたいと考えています。何かありましたら、お気軽にお声がけください。