現場であまった木を捨てるなんて、もったいない!
『自然に住もう』代表の村上です。
建築中の現場では、どうしても材料が余ります。
余るというのは、例えば大工がフローリングなどの木材をノコギリで切るなどして加工して、使わない部分が出てきます。
フローリングには使わない部分もできるだけ他の部分にて使いまわすのですが、やはり使えない部分が出てしまいます。
写真は、建築中の我が家で余った木材です。
余る木材の量は、建てる家の広さによりますが、捨てるにはもったいないほどの木材が余ります。
我が家には、当社モデルハウスと同じネスターマーティン社のS43という薪ストーブを置きます。
モデルハウスと少し異なるのは、B-TOPと言って薪ストーブの上部でも料理ができるタイプにします。
B-TOPでなくても薪ストーブの内部でピザや焼き芋、ダッチオーブンを使った料理はできます。
薪ストーブを使うなら、写真のようにあまった木材を捨てずに燃料になります。
通常、あまった木材は産業廃棄物になり処分費用が発生しますが、薪ストーブの燃料になるなら処分費がタダになり、燃料費の足しにもなるという一石二鳥です!
薪ストーブを使わない新築住宅であまった木材もできるだけ運び出して、処分しないようにもしています。
こういったことは当たり前ではありません。
条件が2つあります。
1つは、無垢の木だから薪ストーブの燃料になります。
合板フローリングなどを使っている住宅なら、燃やすことはできません。
それこそ、黒い煙が煙突から出てきて臭すぎてしまいます。
合板フローリングに使われている接着剤が燃やしたときに不完全燃焼を起こすことで黒い煙が出てしまうのです。
これを有害なダイオキシンと言います。
2つは、一般的な薪ストーブはどんな木材でも燃やして良い・・ではないのです。
我が家には、杉・桧・栗の木を使いました。
ですから、写真に見えるのはそれらの余った木材です。
このうち、杉と桧は針葉樹ですから一般的には薪ストーブの焚き付け用です。
薪ストーブに火をつけるときの燃料です。
しかし、当社がおすすめしているネスターマーティン社の薪ストーブは唯一、針葉樹を燃やせる構造になっている薪ストーブです。
とは言え、その他の薪ストーブでも杉などを燃やしている方はいると思います・・・故障の原因です!
現場で余った木材を有効活用しようとなると、こういった2つの条件となります。
話はそれますが、薪ストーブは敷居が高いという方には「ペレットストーブ」はいかがでしょうか?
余った木材を燃料に使うことはできませんが、ペレットという木を固めたバイオマス燃料をつかう、とても熱効率のよい暖房機です。
薪ストーブとペレットストーブは、当社モデルハウスに置いてます。
ペレットストーブは置いているだけなので火をつけることはできませんが、薪ストーブは使えます。
もうそろそろ薪ストーブはつけない季節に入ってきましたが、今週末の『モデルハウスお披露目見学会』では、少し薪ストーブを焚こうと思います。
興味がある方は、ぜひ成田市はなのき台にある当社モデルハウスにご来場ください。
『モデルハウスお披露目見学会』の詳しい内容はこちら